大妻女子大学博物館様所蔵「瓶細工」デジタル撮影
大妻女子大学博物館には、大妻コタカの教えを汲む瓶細工が百点以上収蔵されています。
博物館では2024年9月30日より、これらの瓶細工を紹介する企画展「瓶細工 大妻の至宝」が開催されています。
瓶細工とは、球体の胴に狭い口が付いた丸底フラスコ状のガラス瓶に、かがり毬などを入れた手工芸品です。
瓶の口よりも大きな立体物が入っているため観るものに不思議さを感じさせますが、その技法は秘され、限られた技芸家により
口伝で伝えられてきました。
大妻コタカは、大妻技芸学校に壜(瓶)細工科を設置、また著作において瓶細工の製法を紹介するなど、その製作技術を広く一般に公開しました。
本展示では、大妻の手芸技術の粋を極めた瓶細工の数々をご覧いただけます。
本展示のチラシ・ポスター作製において、弊社は1億画素デジタルカメラによる高精細・高解像度の写真撮影を担当しました。
撮影では、瓶への写り込みを減じるため被写体をトレーシングペーパーで囲みながら、ガラスの質感もまた伝わるようにライティングを行いました。
瓶細工には、造花やリボン、ビーズなどで飾られた毬や、故事から題材をとった人形、水引でかたどられた動植物、大妻学院の校章である糸巻きなどが
入れられており、これらの瓶の中にある繊細なオブジェクトが鮮明に見えるよう、柔らかな反射のある美しい写真に仕上がっております。
画像提供:大妻女子大学博物館
本展示は下記の要領でご覧いただけます。
【開催期間】2024年9月30日 (月) ~ 2024年12月13日 (金)
【主催】大妻女子大学博物館
〒102-8357 東京都千代田区三番町12 図書館棟地下1階
【企画展案内ページアドレス】https://www.museum.otsuma.ac.jp/exhibition_list/125
また、展示にあわせたイベントもございます。下記にご紹介しますので、是非ご参照ください。
・企画展「瓶細工 大妻の至宝」特設ページ(瓶細工の360°VR画像を公開中)